

山形大学地域教育文化学部同窓会
(一般財団法人)教友会
会長 渋谷 光夫
新「教育学部」に期待し、我々も新たな気持ちで出発!
先日、文科省が母校の「教育学部設置」を認可しました。21年ぶりに新たな教員養成課程の復活です。近年、全国で教員就職離れが進み、教育現場は危機的状況にあります。そのような中で、玉手学長や出口理事、中西学部長ら大学当局のご尽力の賜物で、私たちは感謝の気持ちでいっぱいです。
私たち会員や県民の願いがようやく叶えられ、新たな「教育学部」は、これからが正念場にあります。私たちは、入学者が増加し地域のイノベーション人材を育てるカリキュラムを通して、山形県や我が国の優秀な教員が輩出することを期待しています。私たちは、これからも母校と学生たちを温かく見守り続けます。
さて、3年後に「母校創立150周年」を迎えます。昨年、「記念事業実行委員会」を立ち上げ、記念事業や記念誌編集等に取り組んでいます。1878(明11)年山形県師範学校として創立以来、山形と日本の教育・文化に大きく貢献してきた歴史があります。また、上記の学部改組と共に、今こそ歴史を省み、明るい未来の展望を探らなければなりません。本部はもちろん各支部でも、運営の在り方や事業内容を見直し、改善策を探っていくことが求められています。
本会運営の根幹は各支部の活動で、これまで歴代の支部長さんを中核に 鋭意工夫を重ねてくださり、「地域の教育力」を高める原動力・要となっております。改めて感謝申し上げます。会費減少や運営の在り方等の諸課題を、会員の皆さまとの情報交換を通して、知恵を出し合っていきたいものです。
また、今年も卒業50・30年の皆さまと恩師をお迎えし、「母校創立147周年記念祝賀会」を、10月5日に開催いたします。この事業は昭和27年から継続しており、全国でも稀有で貴重な交流の場です。今年は昭和50年3月卒業・修了の賀寿と平成7年3月卒業・修了の祝賀です。近年、恩師の参会も多くなっています。各同期会で実行委員会を組織して、有意義な会に向けて準備にあたっております。
今年の同窓会誌「教友」の発刊は66号です。創刊は昭和31年で、随所に本会の目的である「会員相互の親睦向上を図り、併せて母校の発展と教育の振興に貢献する」ことや先輩方の教育への高貴な想いが読み取れます。
私たちは、母校の発展と地域の教育振興を支援する「応援団」です。母校と会員との「架け橋」、更に先輩と後輩との交流を通して更なる「人間力」を高めていきましょう。