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会長挨拶

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​山形大学地域教育文化学部同窓会

(一般財団法人)教友会

    会長 渋谷 光夫

日頃、皆さまには本会の運営等に、ご指導とご支援をいただき感謝申し上げます。また学部長はじめ大学関係者、「同窓会」の理事・評議員と各支部役員、「教友会」の評議員の皆さまには、格別お世話になっております。

本会を更に充実・発展を図るには、皆さま会員と役員、大学との連携を更に深めなければなりません。新型コロナ禍はようやくおさまり、話し合いは顔と顔、肉声の対話を通して深まっていくことを実感しています。かつての諸事業や活動は元に戻りましたが、対面交流が途絶えたこの3年間で、人々が考えるこれまでの社会の組織や交流の在り方が変質し、世代間の格差も大きくなり難しい世の中になってきました。  

一方、近年多くの校外会員の方々が、役職定年後に幼稚園や町内会、福祉界等での仕事、趣味の音楽や演劇、写真、野菜づくり等で社会貢献活動等に活躍しておられることは、頼もしいことです。健康を保つ源は、若い時と同じように自分なりの探究心をもち、多くの方々との交流を図ることだと思っています。

 

ところで、本会は会員の親睦を図ると共に、母校の発展と山形県等の教育振興を支援する「応援団」です。母校と会員との「架け橋」でもあります。激しい時代の変革や度重なる母校の学部・学科の改組に応じて、これまでも不易と流行を大事にしながら、組織や運営を改善してきました。例えば理事・評議員会の協議内容吟味や諸経費削減、名簿管理の適正化、会誌の編集、若い方への研究奨励金の贈呈等です。

また各支部の活動は本会運営の根幹です。各支部の課題も多いのですが、支部長さんを中核に鋭意改善を重ねていただいていることに、改めて感謝申し上げます。

さて、本会の所期の目的を達成するために、次の6点の課題解決を図っていくことが重要と考えます。

1 会員の減少と会費納入者の激減 ⇒ 会費納入者の確保と経費の適正化を

〇 卒業50年で会費免除が増加や校内会員の激減、会員の移住等による住所不明が増加しています。先輩方との積極的な交流や会費納入方法の改善が求められています。

2 支部長と事務局運営の難しさ ⇒ 支部長や事務局は校外会員選定の改革を

〇 現職校長会員減少や教職員の働き方改革等により、これまでの学校内での事務局設置が厳しい状況になっています。運営方策の改善が求められています。

3 支部総会や懇親会参加者の減少 ⇒ 会員を惹きつける魅力ある活動の改善を

〇 価値観の多様化の中で、先輩と後輩の絆を強くする活動が求められています。

4 会員と学部、会員相互の交流の希薄化 ⇒ 教官や在学生、校友会との連携の強化を

〇 会員同士や在学生と繋がる交流の場の設定の工夫が求められています。

5 会誌「教友」の情報発信が限定 ⇒ 読んでいただく魅力ある編集と情報提供を

〇 会員相互の交流として重要な会誌です。4年後の「150周年記念誌」に繋がる内容の工夫が求められています。

6 母校創立150周年事業への準備 ⇒ 歴史を振り返り未来を考える機会を

〇 母校は4年後に、創立150周年の節目を迎えます。先輩方が築き上げてきた事績と活躍に感謝し、明るい未来の展望を探る機会となるよう努めたいものです。

 

なお、本年度の母校創立146周年祝賀行事は、10月27日(日)に行います。その招待者は、平成5年3月卒業の30年、卒業50年が昭和48年3月卒業の50年の方々です。昨年はコロナ禍後の3年ぶりの開催でしたが、多くの会員や恩師、来賓の方々からご出席いただきました。今年も母校の発展を祝い、同期生と同窓生の絆を深めるべく、楽しい会でありたいものです。今、卒業30年と50年の各同期の実行委員会は、着々と準備を進めています。

 

これからも本同窓会、教友会の発展のため、会員の皆さま、大学の先生方、関係者のご指導とご支援をよろしくお願いいたします。さらに諸活動を通し、絆が深まり、心身共に健康であられることをお祈りいたします。

                                令和 6年 7月

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